新型コロナウイルスの感染拡大で、アルコール消毒液の需要が急激に伸び、各地で品薄状態が続いている。受注が通常の10倍に膨れ上がっているという「健栄製薬」(大阪市)の松阪工場(三重県松阪市)はフル稼働状態で、通常の2倍の1日10万本ペースで生産に追われている。

 医療現場が中心だった利用が家庭やオフィスにも広がり、転売目的とみられる買い占めも品薄状態に拍車をかけているという。同社は「本当に必要な人のため、転売や買い占めは控えてほしい」と呼びかけている。

2020/02/27 12:57
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200227-OYT1T50184/