ベトナムから中部空港に帰国し検疫でせきなどの症状を訴えた三重県の40代男性についてウイルス検査を行ったところ、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。空港の検疫で感染が確認されたのは初めてです。

厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは三重県の40代の男性で、2月16日からベトナム・カンボジア・フィリピンに渡航したあと再びカンボジアに戻り、4日にベトナムを経由して帰国したということです。
男性は2月21日ごろから熱などの症状を感じ4日に中部空港に到着した際、検疫所の健康相談室を訪れて息苦しさやせきの症状それに胸全体の痛みを訴えたということです。
検疫所でウイルス検査を行ったところ新型コロナウイルスへの感染が確認され、愛知県内の医療機関に入院したということです。
厚生労働省によりますと、空港の検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは今回が初めてだということで、渡航歴などから男性は海外で感染した可能性があるとみて、WHO=世界保健機関などと協力して濃厚接触者などについて調べることにしています。

03月04日 20時19分
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200304/3000009342.html