中国人客が激減で不振のラオックス閉店 全国で店舗網縮小、京都でも
3/10(火) 20:54配信
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/182553

 新型コロナウイルスの感染拡大で訪日外国人が減少した影響で、総合免税店大手ラオックスは、京都市東山区四条通大和大路西入ルの「京都祇園店」を閉店した。同社は、中国政府が海外への団体旅行の中止を決めた1月下旬以降、売り上げ不振に陥っており、全国で店舗網を縮小する。

 京都祇園店は、2015年に商業ビルの1、2階で開店。売り場面積は約300平方メートルで、炊飯器、掃除機の家電や雑貨に加え、京都の伝統工芸品などを扱っていたが、9日に閉店した。

 新型コロナウイルスによる売上減の影響もあり、同社は2月18日に大阪日本橋店の一時休業に踏み切ったのを機に、北海道内や那覇市、鹿児島市などの全国11店舗の閉店や一時休業をこれまでに決めた。

 同社は売上高の3割をインバウンド需要が占め、うち8割超が中国人。経営悪化から同社は2月17日〜3月6日に社員の2割に当たる140人規模の希望退職も募った。今回の店舗整理により事業モデルを「中国の団体客依存から、個人旅行の外国人や日本人客向けに転換する」(経営企画部)としている。

 新型コロナウイルスによる売上減の影響もあり、同社は2月18日に大阪日本橋店の一時休業に踏み切ったのを機に、北海道内や那覇市、鹿児島市などの全国11店舗の閉店や一時休業をこれまでに決めた。

 同社は売上高の3割をインバウンド需要が占め、うち8割超が中国人。経営悪化から同社は2月17日〜3月6日に社員の2割に当たる140人規模の希望退職も募った。今回の店舗整理により事業モデルを「中国の団体客依存から、個人旅行の外国人や日本人客向けに転換する」(経営企画部)としている。