性犯罪の被害者支援の一環として、兵庫県警は今年から、被害者の学校制服の買い替えに補助金を出す制度を始めた。

 担当者は「有効に活用して欲しい」と呼びかけている。

 県警によると、学校の制服を着ていた時に強制性交や強制わいせつなどの被害にあい、制服を着られなくなった被害者が対象。新しい制服を買うのに必要な費用の一部(上限5万円)を補助する。

 被害者が未成年の強制わいせつ・強制性交などの性犯罪事件の認知件数は、県内では10年前から年200件前後で推移している。


 性犯罪事件では、服が証拠品として押収されたり、犯行で損傷されたりする他、精神的な負担などから、同じものを着られなくなることが少なくない。

 制服は私服と異なり、別の服での代替が難しく、通学に欠かせないため、早急に支援する必要があると判断した。1月1日に制度が始まってから、県警の担当者が被害者に制度を説明するようにしているという。

 対象は原則として、制度開始以降に県警が認知した事件だが、担当者は「個別に判断する必要があるため、まず問い合わせをしてほしい」としている。県警被害者支援室
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