ダイヤモンド・プリンセス号に実際に乗船し、内部の状況をYouTubeを使って知らせた岩田健太郎医師
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「日本政府は、おおむね良くやっていると思います。しかし、失敗とか成功に対する見極めが厳しい。
日本の場合、結果に対する評価ではなく、メンツを潰した、潰さない、という話になってしまいます。
何かがうまくいってないと指摘すると、そこにいる人を愚弄した、けしからんと言われるんです」

 

それでも岩田医師は、ダイヤモンド・プリンセス号の対策に限っていえば「失敗だった」と断言する。

■日本政府が行ったCOVID-19対策について、岩田医師の評価は意外にも高い。

「日本での感染者は1000人を超えているが、ほとんどがダイヤモンド・プリンセス号での感染者です。
それを鑑みれば、日本の感染者数は少ないといえます。

もっとも多くの感染者が出ている北海道は128人だが、道民の人口538万1733人から考えると、
爆発的な感染拡大が起きているわけではない。

東京都でも75人。検査数が1000人以上で陽性率10%未満ということは、
検査が極端に少ないというわけではないことを意味します。

患者を見逃していたとしても、国中で蔓延しているとは考えがたい。
メディアなどで、街を歩いていても感染者ばかりでは、などと表現するのは誤りです」(インタビュー時のデータ)



■では、感染拡大はなぜ起こっているのか。



「日本での感染は、クラスターによるものが多い。人が集まる環境がクラスターをつくります」



■満員電車は感染拡大の場となり得るか。



「あくまで私の推測だが、満員電車はあまり関係ないでしょう。
その根拠は、これだけ多くの満員電車があるのに、クラスターが起きていないこと。

満員電車が感染を広げるという仮説を立てるなら、もっと感染が広がるはずだが、現状はそうではありません。
以下のような理由から、満員電車はリスクファクターではないといえます。



『満員電車では、あまり口を開かない』

『マスク着用率が高く、感染者がいたとしてもウイルスの飛散を防いでいる』



『マスクは、予防目的には意味がないが感染源の抑止効果がある』

『空間を共有する時間が短い』



『駅に停止するごとに扉が開き、換気される』

 

これに対し、ライブハウスのような環境はクラスターを起こしやすい。
もちろん、ライブの種類にもよりますが、特にみんながシャウトして人が触れ合うようなものは危険です。
今は国を挙げて感染を押さえ込もうとしている時期。
イベント自粛などの対策は、やりすぎるくらいでいいと思います」



2020.3.14 クルーズ船の検証の章は下記に全文あります
https://biz-journal.jp/2020/03/post_146488_4.html
https://biz-journal.jp/2020/03/post_146488_5.html

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