【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染拡大により今夏の東京五輪に向けた練習環境を確保できない選手が出ている問題で、国際オリンピック委員会(IOC)が各国オリンピック委員会(NOC)の現状を把握するための質問状を送っていたことが明らかになった。AFP通信が21日報じた。

 質問状は「COVID―19(新型コロナウイルス)と東京五輪の準備」のタイトルで、現在の状況が選手の練習や準備をどれほど制限しているかや、合宿地の変更を強いられたかを尋ねている。

 新型コロナウイルスの感染者や死者が世界各地で増え続ける中、IOCは東京五輪を予定通り7月24日に開幕する方針を変えていないが、一部のNOCや英米の競技団体からは五輪の延期を求める声が出始めている。今回の質問状は各NOCの状況を把握し、IOCが意思決定の材料にする狙いがあるとみられる。

3/22(日) 10:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000018-jij-spo