7月の東京都知事選挙をめぐって、自民党本部は、小池知事を支援する方向で調整したい考えで、小池知事と対立してきた党の東京都連と24日、対応を協議することにしています。

7月5日に投開票が行われる東京都知事選挙をめぐって、自民党の二階幹事長らは24日、党の東京都連の高島直樹幹事長らと会談し、対応を協議することにしています。

自民党本部は、小池知事が立候補すれば、対立候補を擁立するのは難しいうえ、「新型コロナウイルスの感染が拡大し、東京オリンピック・パラリンピックの延期も検討される中、連携すべきだ」として、小池知事を支援する方向で調整したい考えです。

これに対し4年前の都知事選挙以降、対立してきた自民党の東京都連の内部では、小池知事への反発が根強い一方、「党本部からの要請であれば受け入れざるをえない」と、最終的には小池知事支援を容認することになるという見方もあります。

都議会では24日、各会派が都の新年度予算案について質問する委員会が開かれる予定で、都議会の自民党は、新型コロナウイルスへの対応などをめぐって、小池知事の都政運営をただすことにしています。

こうした中、都知事選挙に向けて、党本部と都連が一枚岩になれるかが課題となります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012346251000.html
2020年3月24日 7時54分