【ワシントン時事】米商務省が2日発表した2月の貿易統計(通関ベース、季節調整前)によると、モノの取引に限った中国に対する貿易赤字は前月比38.6%減の159億9800万ドルとなった。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う中国の景気減速を背景に、輸出入ともに大きく落ち込んだ。

 国別の赤字幅は中国が首位。同省によると、2月の対中赤字は2009年3月(156億ドル)以来の低水準となった。輸入は31.5%減、輸出が5.5%減だった。

 一方、対日赤字は8.3%減の45億7100万ドル。自動車関連が全体の8割を占めた。輸入は2.1%増、輸出は11.6%増。1月1日に日米貿易協定が発効して関税率が引き下げられ、対日輸出が増えた。 

4/2(木) 22:51配信
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