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フランス軍の空母でも約40人感染か 新型コロナウイルス
2020年4月9日 4時45分新型コロナウイルス

フランス国防省は8日、大西洋を航行中のフランス軍の空母で乗組員およそ40人に新型コロナウイルスに感染したとみられる症状があり、船内で隔離措置を行ったと発表しました。

フランス国防省によりますと、大西洋を航行中のフランス軍の空母「シャルル・ドゴール」で、乗組員およそ40人が新型コロナウイルスに感染したとみられる症状を訴えているということです。感染が疑われる乗組員は船内で隔離され、経過観察が行われていますが、今のところ症状は重くないということです。

国防省は、専門の医療チームを派遣して乗組員の診察にあたるとともに、感染が広がらないよう消毒など必要な措置をとるとしています。

国防省によりますと、空母は、ことし1月にフランス南部の母港トゥーロンを出港し、シリアやイラクで行っている対テロ作戦や、大西洋でのアメリカ軍などとの演習に参加していました。

地元メディアは、軍の関係者の話として、空母は先月15日に大西洋に面したフランス西部の軍港に寄港して以来、港には立ち寄っておらず、乗組員がどのように感染したか、現時点ではわかっていないと伝えています。

新型コロナウイルスをめぐっては、アメリカ海軍の原子力空母でも集団感染が起きています。