齋藤さん「私は、プロ野球の超人気球団の捕手とパパ活交際しています。例年、2月のキャンプ終わりから遊びはじめ、オープン戦の最中は頻繁にデートしていました。もちろん、その都度、数万円から10万円ほどのお小遣いをもらっていました。

 でも今年はコロナの影響で、選手は外出・外食が厳しく制限されています(いまは禁止に)。おかげで、もう3週間も会えなくて大損害です」

高瀬さん「わかります。私のパパも企業の社長という責任のある立場なので、リスク管理がどうとか言って、会ってくれないんですよ。おじさんだから、免疫力が低くて風邪をひきやすいですしね(笑)。お金がなさすぎて、本当の親に頼るしかないと覚悟しています」

白川さん「サラリーマンじゃない人は、意外とあてにならないんだよね。特に自営業のパパ」

高瀬さん「そうなんですか?」

白川さん「私はキャバクラをやめてから、お店の馴染み客だった人たちにパパになってもらって、生計を立てていたの。『パパ活ならお店にお金を抜かれないから、そのぶんいいかな』と思って。

 パパたちは羽振りのいい経営者が多かったのに、コロナのせいで景気が落ち込むと、急にお金にシビアになって、最近は連絡もつかなくなりました」

塚越さん「たしかにコロナ問題は、パパ活の形を大きく変えてしまいました。

 パパとの出会い方には、マッチングアプリと、出会い系飲食店と、デートクラブの3系統がありますよね。性行為がほぼ必須のデートクラブは知りませんが、それ以外の出会いでは、女子優位で話を進められていました」

齋藤さん「どこまでするかっていうのを、女のコの希望で決められてたってこと?」

塚越さん「そうです。それが今は、圧倒的に男性が優位。私が出入りしているのは、“ミラー店” と呼ばれるタイプの出会いカフェ。マジックミラー越しに男性客だけが女性客を見ることができて、気に入った女のコがいれば指名して、トークルームで交渉するというシステムです。

 8割の男性は、すぐに割り切り(性行為)を求めてきます。今まで私は、割り切りで3万円を提示していたんですが、最近は需給のバランスが崩れてきて、2万円か、清潔な感じの人なら1万5000円でもOKするしかなくなっているんですよ」

水島さん「そうそう。全体的にセコくなってるから、条件を悪くするしかない。私は月給20万円で、毎月6万円の奨学金の返済にも追われているから仕方ないけど、『キスなしで5000円引いて』とか、ほんとイヤになる」

高瀬さん「え、それってどういうことなんですか?」

水島さん「舌を入れるキスって、みんなイヤでしょ? そのパパは、『ディープキスしないから、そのぶん値引きしてくれ』って言ってきた。全然納得できないよね。

 あと、手や口でだけを要求して、値引きしようとするパパも増えてる。でもだったら、エッチしちゃうほうが楽だよね。寝ているだけだから(笑)」

 たしかにセコい話だが、“パパ” たちは、やはり感染リスクが気になるようだ。

高津さん「コロナの影響で、行為の内容も変わってきましたよね。私が働いているラウンジの常連客のひとりは、誰もが知っている超大手IT企業の元経営者なんです。その人相手に、お店に内緒でパパ活をしているのですが、その人は、女のコにシャワーを浴びさせてくれないことで有名でした」
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