2020/05/22 11:13

【ロンドン=池田晋一】英製薬大手アストラゼネカは21日、英オックスフォード大と開発した新型コロナウイルスのワクチンを9月から供給すると発表した。


 アストラゼネカは2020〜21年にかけて、10億回分のワクチン生産が可能になったとした。米生物医学先端研究開発局(BARDA)は同社に対し、最大12億ドル(約1300億円)の助成金を支給する方針で、初回に供給される4億回分のうち、3億回分が米国に送られる予定だという。

 アストラゼネカは21日の声明で、英南部の健康な1000人を対象に試験中だとし、「試験を加速し、生産能力を拡大する決意だ」と述べた。効果が確認できれば、複数国で試験を実施するとしている。今夏には米国で3万人規模を対象に薬効を試す。

ソース https://www.yomiuri.co.jp/world/20200522-OYT1T50119/