愛知県豊橋市は、フィリピンから来日した人の狂犬病の発症を確認したと2020年5月22日に発表した。

国内での人の発生は1956年が最後

   時事通信の報道によると、19年9月ごろフィリピンで感染したとみられる。発症者は20年2月に来日し、5月11日に発症。遺伝子検査の結果、22日に感染が確認されたという。

   厚生労働省公式サイトの「狂犬病に関するQ&Aについて」ページによると、通常、狂犬病が人から人に感染することはない。ただしいったん発症すれば効果的な治療法はないとしている。また、過去の国内事例について、人では1956年を最後に発生がない。輸入感染事例では、
「狂犬病流行国で犬に咬まれ帰国後に発症した事例が、昭和45年(1970年)にネパールからの帰国者で1例、平成18年(2006年)にフィリピンからの帰国者で2例あります」
としている。

j-castニュース 2020年05月22日18時51分
https://www.j-cast.com/2020/05/22386507.html