日本航空(JAL/JL、9201)をはじめとするJALグループは5月27日、2021年度入社の新入社員採用を中断すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの感染拡大により、事業計画の見直しが必要になったため。グループ各社の内定者約150人は内定を取り消さない。また、自社養成パイロット訓練生と企画職の障がい者採用は継続する。今後については決まり次第、同社のウェブサイトで案内する。

 JALは2021年度新卒採用で、業務企画職の事務系40人程度と技術系50人程度、数理・IT系20人程度の約110人、パイロット訓練生を約80人、客室乗務員を約400人を採用予定だった。グループ各社の採用も中断する。

 2020年度は、グループ34社に2315人が入社。4月1日の入社式はライブ配信で行われ、JALの赤坂祐二社長が訓示した。

 新型コロナウイルスの影響を受け、全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは5月8日に新卒採用を中断すると発表。スカイマーク(SKY/BC)も一度は「採用見送り」と就活者向けに発表したものの、「中断」と表現を修正している。両社とも採用再開の見通しは立っていない。

Aviation Wire 5/27(水) 18:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/89b524f5145288a3c7fbbac77ed509ab5635cdf4