唐津市湊町の湊浜漁港にプレジャーボート44隻が無許可で係留されていたことが、市の調査で分かった。
市漁港管理条例に違反する可能性もあることから、市は調査を続けるとともに、
「管理ができていなかった」として再発防止に努めると説明している。

プレジャーボートは、市が指定した区域に利用者が申請した上で係留できる。
漁港の利用者から「船が放置されている」との指摘があり、市が昨年12月から1月にかけて調査した。

44隻のうち所有者が判明した37隻については、
係留の申請をするか撤去するかの意思を確認し、現在までに15隻が係留の許可を申請したという。
撤去されたボートがあるかどうかは、今後再調査する。

残りの7隻については所有者が特定できなかった。
市水産課は「船を固定するロープが切れれば、漂流して事故につながる可能性もある」としているが、
個人の所有物でもあり「市による管理は難しい」と話す。
今後は、唐津海上保安部などの関係機関と連携して対応を検討するとしている。

市はこれまで、係留区域の調査を不定期で実施しており、2017年度以降は昨年12月まで行っていなかった。
同課は「調査時期の見直しや管理の徹底などを行い、再発防止に努める」としている。

写真:無許可で係留されているとみられるプレジャーボート
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以下ソース:佐賀新聞 5月29日(金)6:00
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/528277