1987年に大韓航空機爆破事件を実行した北朝鮮の元工作員で、拉致被害者の横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=と北朝鮮で会った金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏(58)は6日、めぐみさんの父、滋さんの死去について産経新聞の取材に「娘に会えず、どれほどご無念だったか。胸が痛みます」と語り、声を詰まらせた。

 現在、韓国に暮らす金氏は84年6月ごろ、同僚工作員の日本語教育係だっためぐみさんと会い、会話を交わした経験がある。2010年7月には日本政府の招待で来日し、滋さん夫妻らと長時間ともに過ごした。

 「滋さんは、年齢が近い私をめぐみさんを見るように接してくださり、家族のように温かく迎えてくれた。めぐみさんがいい人だったことを話すと喜んでおられ、娘への思いをひしひしと感じた」と振り返った。

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(桜井紀雄)


以下ソース

産経新聞
https://www.sankei.com/smp/world/news/200606/wor2006060022-s1.html