沖縄県議会議員選挙で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する玉城知事を支持する県政与党が過半数を維持したものの、政府は、辺野古への移設が唯一の解決策だとする方針は変わらないとして、引き続き、移設計画を進めていきたい考えです。

今回の選挙結果を受けて、政府は、玉城知事を支持する県政与党が過半数を維持したことから、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する県の姿勢は、今後も続くことになると受け止めています。

ただ、議席の差が、わずかにとどまったことから、防衛省幹部は「玉城知事が移設に反対する手法に、一定の影響を及ぼす可能性もある」と分析しています。

政府は、辺野古への移設が唯一の解決策だとする方針は変わらないとしていて、引き続き、沖縄の負担軽減を目に見える形で実現するなどして、粘り強く理解を求めながら、移設計画を進めていきたい考えです。

NHK 2020年6月8日 5時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200608/k10012461931000.html