未明に女性宅に侵入する手口で、性的暴行などを約7年間で6件繰り返したとして、強盗強制性交や強姦(ごうかん)などの罪に問われた無職の男(26)の裁判員裁判の判決公判が30日、横浜地裁であった。家令和典裁判長は「犯情は甚だ悪く、刑事責任は重大」と述べ、懲役20年(求刑懲役25年)を言い渡した。

家令裁判長は判決理由で、被告が深夜に自宅周辺をうろつき、狙いを定めた部屋に侵入していたと指摘。被害者の両手首を縛るなど身体の自由を奪った上で、「殺す」と脅迫して暴行に及んだ点からも「態様は卑劣、悪質」と非難した。解離性障害が影響したとする被告の主張も退けた。

神奈川新聞  2020年06月30日 21:26
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