https://news.yahoo.co.jp/articles/f8f8409217f61dd56d58de6fa648e30010f31766
 五つの炭素原子からなる五角形を立体的に組み合わせた結晶が、ダイヤモンドよりも軽くて強い構造を持つことを筑波大の研究チームが理論的に予測した。
実際に合成できれば、新材料への応用が期待できるという。
論文は2日までに、米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。

筑波大の岡田晋教授(物質科学)らは、五角形の五つの辺を他の五角形と共有させる形で組み合わせていくと、
対称性の高い3次元の結晶構造になることを予測。「ペンタダイヤモンド」と名付けた。

さらに、シミュレーションなどからこの結晶がダイヤモンドの6割程度の軽さでありながら、伸ばしたりねじったりする力に対して
ダイヤモンドをはるかに上回る強さを持っていることが分かった。

岡田教授は「近年、炭素分子をきれいに並べて結合させる技術が進んでおり、合成できる可能性はあると思っている」と話し、実現に期待を寄せている。

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