東京都知事選に立候補していた元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏は5日夜、東京都新宿区の選挙事務所で、「多くの都民の期待に応えたかったが、それが実現できなくて大変残念だ」と敗戦の弁を語った。

 宇都宮氏は、「新型コロナ感染症が拡大する中で、一定の制限を受けた選挙戦だったが、その中でさまざまな都政に関する争点を明らかにすることはできたと思っている。コロナ対策、オリンピック、カジノ誘致の問題を訴えて、都政の問題として争点化できたと思っている」と話した。

 一方で、「争点を理解してもらうために、街頭宣伝やネットで訴えてきたが、最も有効だと思っているテレビ討論が(地上波では)一回も行われなかったのは残念。選挙が終わっても引き続き、都政を監視する市民運動は続けていきたい」と述べた。

7/5(日) 20:55 THE PAGE
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