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毎日新聞
殺害現場は特殊詐欺の拠点 19歳を再逮捕 埼玉・和光の殺人・死体遺棄 県警
殺害現場のマンション（右側）付近を調べる捜査員ら＝東京都板橋区で2020年6月4日午後3時57分、中川友希撮影
埼玉県和光市のマンション駐車場で男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警朝霞署捜査本部は5日、東京都台東区の無職の少年（19）＝死体遺棄容疑で逮捕＝を殺人容疑で再逮捕した。捜査本部によると、少年は殺害された大分県出身の住所・職業不詳、岩渕和政さん（当時31歳）と同じ特殊詐欺グループに所属し、殺害現場はグループの活動拠点だったという。県警は詳しい経緯を調べる。
逮捕容疑は4月13〜14日、東京都板橋区上板橋3のマンション一室で、岩渕さんの上半身を刃物で複数回刺して殺害したとされる。「今は何も言いたくありません」と話しているという。
県警は6月3日、現場の部屋を含む数カ所を家宅捜索し、詐欺などの容疑で計7人を逮捕。このうち少年と五十嵐広大被告（23）＝詐欺罪などで起訴＝を、和光市のマンション駐車場に止めた車内に岩渕さんの遺体を遺棄したとして死体遺棄容疑で再逮捕していた。
捜査関係者によると、殺害当時はこの3人が室内にいたとみられ、県警は現場の状況などから少年が殺人に関与したと判断した。
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