7/12(日) 8:01配信
AFP=時事

レバノン・トリポリのアパートで、ほとんど空っぽの冷蔵庫を見せる女性(2020年6月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】経済危機に陥っているレバノンでは、通貨と購買力の崩壊が深刻化し、多くの家庭の冷蔵庫が空っぽ寸前の状態になるなど社会全体に貧困が広がっている。

【写真】ほとんど空っぽになった冷蔵庫

 通貨の急落と平行して物価は高騰。昨年には700ドル(約7万5000円)相当の価値があった100万レバノン・ポンドの給与は現在、約200ドル(約2万1000円)相当の価値しかない。

 AFPのフォトグラファーは6月、レバノンの主要都市ベイルートやトリポリ(Tripoli)、ビブロス(Byblos)、ジュニエ(Jounieh)、サイダ(シドン、Sidon)の家庭を訪れ、どのように食料を調達しているのか、インタビューした。

 トリポリの小さなアパートで一人暮らしを送るファドワ・メルヘビ(Fadwa Merhebi)さん(60)の冷蔵庫には、ミネラルウオーター1本とキュウリ2本しか入っていなかった。メヘルビさんは冷蔵庫のドアを開けたまま、食料が手に入らないため、ほとんど使っていなかったと話した。【翻訳編集】 AFPBB News

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