7/12(日) 9:44配信
読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 大阪府は11日、府内で新型コロナウイルスの感染者が新たに28人確認されたと発表した。感染経路不明者は22人だった。12日の新規感染者の中で経路不明者が14人以上になった場合、府が休業要請する際などの基準「大阪モデル」で、府民に警戒を求める「黄信号」が点灯することになる。

■新規感染28人確認

 府によると、新規感染者が20人以上になるのは3日連続。28人のうち17人が10〜20歳代で、30、40、50歳代が各3人いた。全体に占める感染経路不明者の割合は約78・6%。経路不明者が8割超のこともあった感染拡大期の3、4月並みに近づきつつあるという。

 「黄信号」は〈1〉経路不明者が前週に比べて2倍以上(直近7日間の平均)〈2〉経路不明者が10人以上(同)〈3〉新規陽性者が直近7日間で120人以上かつ後半3日間で半数以上――の三つすべてを満たすと点灯する。

 府によると、11日に新規感染者が32人以上、このうち経路不明者が31人以上だと「黄信号」が点灯していた。この日は基準を満たさずに回避されたが、12日に経路不明者が14人以上になれば点灯する。

 府の方針では、点灯した場合、府民に「3密」回避の徹底を求めるほか、家族内の感染を防ぐよう注意喚起したり、クラスター発生施設の利用者にPCR検査受診を呼びかけたりする。一方で、広範囲の「休業要請」や臨時休校は求めない見通し。

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