レバノンの路上に「捨てられる」メイドたち、金融危機とコロナで
7/20(月) 15:30

 アレムトセハ・ナシールさんは家族の待つ祖国エチオピアに帰国した。息子に少しでも良い暮らしをさせたいと思い、息子が2歳の時にレバノンへ渡り、住み込み家政婦の仕事に就いた。

 だがレバノンを襲った新型コロナの感染拡大と金融危機が、ナシールさんの夢を打ち砕いた。雇い主は彼女をクビにしたうえ、エチオピア領事館の前に置き去りにした。ナシールさんのほか大勢の家政婦が、帰国の手段もないまま雇い主に家を追い出された。レバノンの労働法に、出稼ぎ労働者を保護する規定はほとんどない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1418e4417aed674c6daa0a3010c1bfbadbe31a91