動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に自分のダンス姿などを投稿した若い女性らを、エジプト当局が“堕落”として拘束する事件が相次いでいる。保守的なイスラム社会で女性の動画投稿が広がることを当局は嫌ったとみられ、禁錮2年を言い渡された女性もいる。
地元紙などによると、今年4月、検察当局はTikTokで130万人のフォロワーを抱える女子大生ハニーン・ホサムさん(20)を拘束。動画でハニーンさんは肌を露出しない長袖の服装でダンスし、視聴者の女性に「動画投稿を収入にしよう」などと呼び掛けていた。裁判所は7月下旬「家族の価値を侵害した」として禁錮2年の有罪判決を言い渡し、日本円で200万円相当の罰金支払いを命じた。4月以降、薄着姿などを投稿した人を含む女性5人がTikTokに絡んで拘束された。

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