【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は21日の記者会見で、8〜9月に台湾を訪問した米国のアザー厚生長官とクラック国務次官について「対個人も含めて必ず正当な対抗措置を取る」と述べ、何らかの制裁を加える構えを示した。

 
 汪氏は「中国は一貫していかなる形でも公式な米台交流に断固反対だ」と強調。米高官両氏の立て続けの訪台は、中国大陸と台湾を不可分とする「一つの中国」原則に反する「政治的挑発」で、「『台湾独立』分裂勢力を助長し、中米関係や台湾海峡の平和と安定を破壊する」と非難した。

 一方、中国空軍は19日、爆撃機「轟6」が海に突き出た地形の空軍基地とみられる標的を空爆するイメージ動画を中国版ツイッター「微博」で公開した。ロイター通信は、米領グアム島のアンダーセン空軍基地と似ていると指摘した。19日はクラック氏が台湾訪問中で、中国軍が台湾海峡で演習を続け米台双方を威嚇していた。 

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