【台北=杉山祐之】台湾の中央通信によると、台湾の厳徳発(イェンドォーファー)・国防部長(国防相)は7日、立法院(国会)の委員会報告で、今年、台湾南西部の防空識別圏に入った中国軍機数が延べ217機に上ることを明らかにした。防空識別圏への進入が常態化しつつあることが示された形だ。

 国防部(国防省)の発表では、中国軍機の進入は、6月頃から頻発するようになった。今月も対潜哨戒機が4回にわたり同じ空域に入った。同様の発表がほとんどなかった昨年とは明らかに異なる状況で、中国軍は、台湾への圧力を強めながら台湾海峡や南シナ海での有事をにらんだ訓練や情報収集を重ねているとみられる。

 厳氏によると、台湾海峡の中間線を越えた中国軍機も、過去30年で最多の延べ49機に達した。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/986b9f6924c61123f8c120dbfb225b5b682ebf07