>>147
2020/10/9
 科学誌「ネイチャー」 日本学術会議の任命見送り 社説に掲載
 世界で最も権威のある科学誌の1つとされるイギリスの「ネイチャー」は、今月8日付けでアメリカのトランプ政権や、大統領選挙が科学に与える
 影響についての記事を掲載し、「科学と政治の切っても切れない関係」と題する社説を掲載。
 この中では、学問の自律性と自由を守るという何世紀にもわたって存在してきた原則を、政治家が後退させようとする兆候があるとしたうえで
 「気候変動の分野では、多くの政治家が明確な証拠を無視している。こうしたことは科学的な知見が必要とされる、ほかの公共分野でも見られる
 ようになった」と指摘。
 社説では国家が学問の独立性を尊重することは、現代の研究を支える基盤の1つで政治家がこうした約束を破るなら、人々の健康や環境、それに
 社会を危険にさらすことになると訴え「科学と政治の関係が危機にさらされている。黙って見ていることはできない」との事。
 アメリカの学術機関「アメリカ科学アカデミー」は、南北戦争のさなかの1863年、政府などに対して科学や技術に関する専門的な助言を行う組織
 として、当時のリンカーン大統領が法律に署名して設立されたとの事。
 政府から独立した非営利組織で、連邦政府や議会などから依頼を受け、現在では同様の組織の「アメリカ工学アカデミー」と、「アメリカ医学ア
 カデミー」とともに、科学や技術に関する幅広い政策課題に関して、6000人以上の科学者や技術者が無報酬で協力し、政策提言や助言を年間数百
 件行っており、財源は助言を行った際に政府機関から支払われる対価や、寄付などで、ウェブサイトによると、2018年は3つのアカデミー合わせ
 て連邦政府からおよそ2億ドル、日本円で210億円余り、助成金や寄付でおよそ5500万ドル、日本円で58億円近い収入を得ているとの事。
 科学技術振興機構研究開発戦略センターの永野博特任フェローによると日本学術会議の予算は、およそ年間10億円と欧米の学術機関に比べると大
 幅に少なく、日本学術会議は会員が210人、連携会員がおよそ2000人で、会員は任期が6年となっていて、3年ごとに半数が入れ代わるのに対し、
 各国では終身制を採用しているところが大半との事。
 日本学術会議の場合、法律の規定で「内閣総理大臣の所轄」となっており、国会との関係が薄く「政治家が科学者の意見を広く聞く体制になって
 いない」と指摘。
 国内の90余りの自然科学系の学会(日本物理学会や生物科学学会連合、日本地球惑星科学連合など)は、
「従来の運営をベースとして、対話による早期の解決が図られることを希望する」とした緊急声明を出し、「推薦された人の一部が任命されないと
 いう異例の事態が起き、これにともなう混乱を大変、憂慮していて、今回の任命拒否は多様な科学者の真摯な意見に耳をふさごうとしているので
 はないかと危惧を持ちます」とし、「政府により、理由を付さずに任命が行われなかったことに関して憂慮しています。従来の運営をベースとし
 て対話による早期の解決が図られることを希望します」との事。
 日本地球惑星科学連合の会長で東京大学の田近英一教授は「反対する意見があるのも承知しているが、それでもやはり今回のことは広い意味で学
 問の自由を侵害していると考えている。一部で学術会議の問題点を指摘する声があがっているが、今回の任命をめぐる問題とは別のことで、研究
 者コミュニティー全体で声をあげないといけない」との事。
※今回、日本学術会議で任命されなかった6人は何れも菅義偉が官房長官時代から安倍晋三の政策に、反対の立場を主張して来た人物たちである。
 国内外で菅義偉の日本国の学術振興と政治と科学の中立性の阻害にしかならない行為に対して批判が集中する中、政府与党自由民主党は卑劣にも
 高々10億円の運営費を国家予算から捻出している事を理由に、日本学術会議の解体を推し進める事を声高に宣言し、日本国の学者共が委縮する行
 為を平然と行う独裁国家の様な振る舞いを断行しようと試みている。

身の程知らず和猿の>>145🐙
いたづら?いたずらの間違いだろ🐙そんなんだから、「ネイチャー」からもジャップランドは馬鹿にされるねん🐙