https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1002/anie.201201011

スタンフォード大学化学科は、教員にテニュア(終身雇用権)を与えるかどうかの判断において、
候補者の研究補助金獲得額、論文数、論文が載った雑誌のインパクトファクターなどは考慮の対象としない

次の3つの基準を用いている
Outstanding departmental citizens(学科の共通利益のために協力できること)
Good teachers(よき教師であること)
Exemplary researchers(模範的な研究者であること)

研究者としての評価については、テニュアを持つ学科内の教員たちによる評価も考慮される
それ以上に重視されるのが、学科外から選ばれた国内外の専門家10〜15人に書いてもらう評価書
その内容を吟味してテニュアを与えるかどうかの決定が下される
判断のポイントは、候補者が今後の研究を通じて、化学の発展に対して顕著な貢献をできそうかどうか