なくすな大阪市住民投票まるわかりパンフ好評
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-10-18/2020101804_03_1.html

 大阪市廃止=「都」構想の是非を問う住民投票(11月1日)をめぐり「明るい民主大阪府政をつくる会」と「大
阪市をよくする会」が共同編集した『住民投票まるわかりパンフ』が好評です。「都」構想の問題点を示し、政令
市・大阪市の存続が大阪の展望を開くと訴えるこのパンフは、宣伝・対話で活躍。「友達に渡します」「お店に置
きます」など10部、100部単位で持ち帰る人もおり、市民の間で対話が広がるきっかけになっています。(速水大地)

 京橋駅前で30代男性がパンフを見ながら「(維新の)松井(大阪)市長は『いま二重行政はない』と言う。それ
ならなぜ『都』構想をやるのか疑問です。コロナ対策もそうだが、この間、本当に政治が信用できなくなっている」と話しました。

 此花(このはな)区の宣伝で、最後まで聞いていた女性は「(住民投票について)いまいちわかっていなかった
が、今日の話を聞いてよくわかった」「マンションに配布します」とパンフ10部を持ち帰りました。淀川区では、聴覚
障害者2人が「社会福祉協議会がなくなると困ります」と配布用にパンフをそれぞれ30部ずつ受け取りました。東
淀川区の阪急上新庄(かみしんじょう)駅前宣伝では、外国籍の女性と対話。「私には投票権はないけれど、私の
分まで反対してほしいと友だちに伝えます」とパンフを5部持って帰りました。平野区では、「パンフを配ります」と
3日連続で1日600部を受け取りに来る男性も。

 なんば島屋(中央区)前では、浜松市の人と対話に。賛成多数で大阪市が廃止されると、同じ政令市の浜松
市にも影響が及ぶことを懸念。大阪市民の友達に、投票に行くようにと促していました。

 公明党は「『都』構想反対」から「賛成」に転じましたが、意外な激励も。平野区で早朝に男性がパンフを配ってい
ると「何を配っているの?」と女性に呼び止められました。パンフを渡すと、女性は「(反対の思いは)私と一緒や。あ
んた頑張りや」。自転車のかごには聖教新聞がありました。女性は創価学会の配達員でした。