[ムンバイ 19日 ロイター] - インド政府の専門委員会は19日、来年2月までに同国の人口13億人の少なくとも半数が新型コロナウイルスに感染する公算が大きいとの見通しを示した。

インドの新型コロナ感染者数は現時点で累計755万人と、米国に次いで世界で2番目に多い。

ロイターの集計によると、新規感染者数は9月半ばにピークに達した後、鈍化傾向にあるものの、1日当たりの感染者数は依然6万1000人超に上る。

委員会を構成する専門家はロイターに対し「現時点で人口の約30%がコロナに感染し、2月までに最大50%が感染すると試算する」と述べた。政府の試算は同委の試算を下回り、9月時点での感染者は人口の約14%としている。

また、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)維持やマスク着用などの措置が順守されなければ、感染者数が月間で最大260万人増加する恐れもあると警鐘を鳴らした。

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