茨城県の名前の由来 = アイヌ虐殺


>古老の話では、その昔、このあたりには朝廷の命に従わない土着の民がいました。
>その者たちは、野の佐伯とか山の佐伯と呼ばれていて、山や野に穴をほって住んでいました。
>人が来ると隠れて、いなくなると外に出て遊ぶ。
>そんな生活をしながら、ときに人のものを盗んだり乱暴なことをしました。
>佐伯はずる賢くて人の話を聞かなかったので、土地の人からとても嫌われていました。

>そこで、大臣の一族である黒坂命が朝廷から派遣されました。
>黒坂命は、佐伯が外に出ている隙に穴の出入り口を茨の枝で塞ぎ、兵士たちに馬を使わせて佐伯を奇襲しました。
>佐伯はすぐに穴に逃げ帰りましたが、慌てていたので茨が体中に突き刺さり、傷だらけになったものや死んでしまったものがいました。
>ぼろぼろになった佐伯は散り散りになって、土地からいなくなりました。

>この地は茨によって佐伯を退治したことから、県の名称にしたといいます。

※蝦夷を古語に佐伯と申す