【サンパウロ時事】メキシコ国家行方不明者捜索委員会は28日、中部グアナフアト州のサルバティエラで犯罪組織が死体遺棄に使ったとみられる隠し集団墓地を発見し、少なくとも59遺体を収容したと発表した。

 組織に拉致、殺害された可能性が高い。

 委員会は行方不明者家族の情報に基づき、20日から捜索を開始。今後の作業でさらに遺体が見つかる可能性があるという。責任者は「59人のうち10〜15人は女性とみられる。ほとんどが若者で、未成年者の可能性がある」と述べた。麻薬戦争のさなかにあるメキシコでは、カルテルに誘拐された可能性がある行方不明者は4万人に上るとされ、頻繁にこうした集団墓地が見つかっている。

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