【ニューヨーク時事】米大統領選を3日に控え、ニューヨーク中心部では2日、略奪など暴動への警戒感が高まり、臨時休業する小売店が続出した。高級ブランド店や百貨店は、道路に面した店の正面を板で打ち付けるなどの対応を余儀なくされている。
 多くの小売店が並ぶ5番街。近くの紳士服店は投票日から2日間休業する。経営するサント・コスタレッリさんは「開業して15年たつが、こんなことは初めて。2日で落ち着けば良いが、どうなるかは、分からない。厳しい状況だ」と話した。
 周辺の店も入り口やショーウインドーを板で覆っており、異様な雰囲気に包まれている。ニューヨークでは、5月に起きた白人警察官による黒人男性暴行死への抗議活動が連日繰り広げられ、それに便乗した略奪行為の被害が相次いだ。

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