家具大手・ニトリホールディングスは12月25日、新たに9製品のバスマットやコースターから発がん性の高いアスベスト(石綿)を検出したとして、改めて自主回収すると発表した。回収対象は約114万個増加し、計23製品355万個超となる。(井部正之)

◆計18製品からアスベスト
発表によれば、同社はニトリとデコホームで珪藻土を使った計177製品(64品目)を販売しており、2016年12月4日から2020年12月16日まで販売していた珪藻土製バスマットやコースターの18製品(8品目)について労働安全衛生法(安衛法)の基準を超えるアスベストが含まれていた。

新たに安衛法違反のアスベストが含まれていることが判明したのはバスマットやコースター9製品45万6846個。これまでの9製品241万3591個と合わせると18製品で計287万437個に増加する。同一の中国工場で製造していた5製品68万3636個については検査に合格していたが、念のため回収する。回収対象は計23製品355万4073個に上る。

回収対象の製品を持っている場合、使用を中止し、ビニール袋に2重に入れ、テープなどで密閉の上で保管。そのうえで店舗に持ち込めば交換または返金に応じる。店舗への持ち込みが難しい場合、回収方法は改めて案内するとのこと。詳細は同社お客様相談室
https://news.yahoo.co.jp/articles/065b7b0ce8d1f72a35a4753811cf46d50c9e33d1