ゲームをやめられない状態について「精神疾患だ」などと投稿した鹿児島県警のツイッターに批判が相次ぎ、12日投稿が削除されました。
警察は、WHO=世界保健機関が病気として認定したのを根拠にしたとしていますが、「警察が投稿する内容ではなかった」として謝罪しています。

これは、10日、鹿児島県警のサイバー犯罪対策課が「社会生活に問題が生じているのにゲームを続けていませんか?それは「ゲーム障害」という精神疾患です。大切な人間関係、仕事、人生を失う前にゲームを止めましょう」と公式のツイッターに投稿したものです。

ツイッター上では「県警が診断を下すことはできない」とか「サイバー犯罪とは関係ない」などと批判が相次ぎ、警察は12日朝になって投稿を削除しました。

サイバー犯罪対策課では、2月1日からの「サイバーセキュリティー月間」にあわせて、パスワードの安全性や詐欺サイトへの注意喚起など、毎日1件ずつ犯罪に巻き込まれないための投稿をしていました。

ゲーム障害についての投稿は、課内で話し合い、WHOがおととし新たな病気として認定したのを根拠に作成したということですが、サイバー犯罪対策課は「専門家ではない警察官が投稿する内容ではありませんでした。不愉快な思いをされた方には申しありませんでした」として謝罪しています。

NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210212/5050013604.html