https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012894111000.html

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、女性理事を12人増やして理事会での女性の比率を
40%以上にする方針を決め、女子マラソンの高橋尚子さんなどが新たな理事の候補に選ばれました。

https://www3r.nhk.or.jp/news/r/html/20210302/K10012894111_2103021908_2103022016_01_03.jpg

大会組織委員会は2日、橋本会長のもと理事会を開き、女性蔑視と取れる森前会長の発言を踏まえた改革として、
理事34人のうち女性7人という現状から女性理事を増やす案を議論しました。

この結果、理事の定数を45人以内と増やしたうえで、女性理事を12人増やして19人とし、
理事会での女性の比率を40%以上にする方針を決めました。

組織委員会は新たな理事の候補者を公表していませんが、シドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した
高橋尚子さんや冬のパラリンピックのアルペンスキーで2つの金メダルを獲得した大日方邦子さんなどが候補に選ばれ、
組織委員会は元アスリートやジェンダーに関する有識者など各界から幅広く選ぶとしています。

組織委員会は、3日評議員会を開いてこうした方針を決議する予定です。

武藤事務総長は「何を発信するかが大事なので、ジェンダー平等に取り組む推進チームで中身のある発信をしていきたい」と話しました。