日本の経済学って記録や文献を軽んじるような気がするんだね
流動性選好説はこれです、数式はこれです、はい計算問題を解きましょうと言った具合だね
実際のケインズの著作では流動性選好説に行くまでに膨大な思考や古典派への激しい批判、
高級官僚や経済誌編集者としての経験などで裏打ちされ、非常に現実的かつ難解にもみえるのだが
日本の経済学部でそのような産みの苦しみや複雑な議論に言及することはなく、分野としては、経済史のほうに分類されてしまってる
しかし欧米だとこうした激しい議論の末に新理論を生み出してるのが普通で、日本人がついて行けない原因の一つだと思えますね
つまり数学なしで良いとは言わないが文系の非常に深い教養がないと本当に経済学を活用できる人材にはならないでしょう
もっとも日本の経済運営は先進国でも底辺なので仮に優秀者を育成してもそもそも使い道もないわね