【大分】大分市消防団の活動を広くPRしようと、市は市消防団の出初め式を紹介する動画を作った。新型コロナウイルス禍に見舞われた市民を元気づける目的もあり、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで配信している。
 式は1月10日、無観客で開いた。市内の大分川下流の川岸に小型動力ポンプ38台が並び、約半世紀ぶりに「一斉放水」をした。
 3月15日公開した動画(4分59秒)のタイトルは「虹の先に見える未来」。空撮を交えて人員や車両を写し、放水で虹が懸かる瞬間を捉えた。市消防局によると、同局職員を中心に市職員らも制作に協力。「手作りで事業費はかかっていない」という。
 外国籍の住民に日本の消防文化や防災を伝えるため英語のナレーションを挿入。江戸時代の大火を機に始まったという式の由来も解説している。行政と市民、消防団が一丸となるよう呼び掛ける佐藤樹一郎市長のメッセージで締めくくる。
 同局総務課は「特に団員数が少ない若い世代が消防団に興味を持ってもらえればうれしい」。
 映像は市役所本庁舎1階でも放映中。問い合わせは同課
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2021/04/09/JD0060153132
https://youtube.com/watch?v=JAXzItpIuyk