通貨主権を持つことは、その国が財源の心配をせず、国民の安全と幸福を最優先できることを意味する。みなさんの税金は少なくとも国家レベルでは、何の支払いにも使われていない。政府は「私たちの」お金など必要としていない。逆に私たちが「政府の」お金を必要としている。これまでの常識は逆なのだ。 政府 の 財政赤字 を 憂える 必要 は ない が、 それ とは 別 の、 本当に 重要 な 赤字、 つまり 不足 や 欠落 が ある。 まっとう な 雇用、 医療 サービス、 質 の 高い インフラ、 クリーン な 環境、 気候 変動 対策 などが 足り て い ない の だ。雇用を民間に依存し過ぎると不安定や格差につながる。積極的な政府の手が入るべきで政府には雇用と社会保障を守る力がある。