財政破綻は外貨建て国債、固定為替、国内産業未発達で輸入依存

日本は変動相場制、自国通貨、100%円建て国債、90%国内、産業が発達して供給能力十分


ハイパーインフレの具体的な事例を分析すれば、(法廷不換紙幣を採用している政府が、突然貨幣を大量に印刷してハイパーインフレを引き起こす)と言った単純な話で無い事が分かる。ハイパーインフレに至る経路は色々あるだろうが、そこには共通の問題がある。つまり、社会的、政治的大混乱、内戦、戦争などによる生産能力崩壊、弱い政府、外貨や金で表示される対外債務である。財政赤字が増加し、恒等式によって政府債務残高が増加することは、間違いない。しかし、政府と競って物価を押し上げる民間支出をファイナンスするために銀行が貨幣創造していることも忘れてはならない。
ハイパーインフレの共通の原因は生産におけるある種の供給制約。