https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210426/k10012997711000.html

26日は東京など4都府県が緊急事態宣言の期間に入って初めての平日となりました。宣言の対象地域などの人々の声です。

東京 “外出ためらう気持ち下がっている”
東京駅周辺では朝から勤務先に向かう多くの人たちの姿が見られました。

目黒区に住む35歳の会社員の女性は「山手線の電車内は動けないくらいで、いつもより混んでいると思いました。
1年前の緊急事態宣言ではスーパーに行くことにも気をつかっていましたが、今回はそこまででもなく外出をためらう気持ちは
下がっていると思います」と話していました。

横浜市に住む64歳の会社員の男性は「大企業ではないのでテレワークはやっていません。去年の宣言は精神的なプレッシャーを
感じましたが、今回はそれより緩く、私も慣れてしまいました。ただ、ある程度年齢も高いので感染が怖いとも感じます」と話していました。

横浜市に住む56歳の会社員の男性は「連休前なのに意外と多くの人が出勤しているなと思います。まん延防止等重点措置との
違いはわかりますが、効果としては一緒だなという気もします。もう少しスピード感を出してワクチンの接種などを進めてほしいと思います」
と話していました。

東京 港区に住む31歳の会社員の男性は「去年の宣言では、会社がテレワークを進め『絶対に出社するな』としていましたが、
今回はそこまでではありません。どうしても出社する必要があるのできょうは出勤しましたが、私にも気の緩みがあるかもしれません」
と話していました。

大阪 “地下鉄はいつもと同じよう”

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緊急事態宣言が出てから初めての平日となった26日朝、JR大阪駅の周辺では「電車の混み具合はいつもと変わらない」
と話す人がいる一方「人出はふだんより少ない気がする」といった声も聞かれました。

このうち、大阪市の40代の女性は「地下鉄はいつもと同じような混み具合でした。私自身は以前から週に2、3回テレワークをしていたので、
緊急事態宣言が出ても生活に大きな変化はないです」と話していました。

一方、大阪 豊中市の60代の男性は「電車に乗ってきたが、人出は少し、少なくなったように思う。ビル管理の仕事をしており、
緊急事態宣言が出ると決まったときは対応を迫られて大変でした」と話していました。

豊中市の20代の会社員の男性は「鉄道関係の仕事でテレワークができないので、いつもと変わらず出勤しました。
消毒やマスクの着用など、しっかり対策していくしかないです」と話していました。

さいたま市 “通勤が不安”

東京都が3回目の緊急事態宣言の期間に入って初めての平日となる26日、さいたま市では都内の職場に向かう通勤客から
不安の声などが聞かれました。

さいたま市のJR大宮駅では、26日朝も都内に勤務する通勤客など多くの人の姿が見られました。

都内の不動産会社に勤務する30代の男性は「家に小さい子どもがいますし、通勤電車の中が1番不安なので、
できるだけリモートワークをしたいのですが、出社しないとできない業務もあるので、完全にリモートワークできるような
職場環境を整えてほしいです」と話していました。

都内の会社で働く50代の男性は「会社ではテレワークが進められていますが、週に1回はどうしても会社に行かなければならず、
通勤のときに感染しないか不安です。飲みに行けないのは寂しいですが、大型連休は家の片づけをしてじっとしていようと思います」
と話していました。

都内の会社で事務をしている40代の女性は「人が多いので通勤が不安です。緊急事態宣言が出るのは当然だと思いますが、
どれだけ効果が出るか気になります。連休中はずっと家にいる予定です」と話していました。

また、都内の金融会社に勤務する50代の男性は「緊急事態宣言が出ましたが、何に気をつければよいかも分かっていますし、
あまり変わらないと思います。仕事柄、テレワークが難しいですが、可能なかぎり実践していこうと思います」と話していました。