大阪府の吉村洋文知事が26日、大阪府庁で会見した。

 2019年に大阪維新の会公認で初当選し、昨年10月に市役所に私物のサウナを持ち込んでいたことなどが問題となった大阪府池田市の冨田裕樹市長が辞職意向を明かしたという報道について質問された。

 冨田氏はすでに同党を離党しているが、大阪維新の会代表を務める吉村知事は「すでに離党している状況ですけど、大阪維新の会公認で我々が応援したのも事実。今回、公私混同の問題であったり、パワハラの問題で責任をとって辞職するというのは本人の判断を尊重したい。池田市民の皆さんに深くおわび申し上げたい」と党の責任を認めて謝罪した。

 池田市議会は冨田氏に対し、罰則を与えられる「百条委員会」を設置して調査したが、サウナ問題以外にも職員へのパワハラ行為が明らかになるなどして今月、不信任相当とする報告書をまとめていた。冨田市長はコロナ対策にメドがついた時期の辞職意向という。
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