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 新型コロナウイルスのパンデミックを受け、日本で暮らす外国人の数は減少したが、それでもまだまだ多くの外国人が日本にとどまり、日本で暮らしている。在留外国人数出入国在留管理庁によれば、2020年末における特別永住者数を含めた在留外国人数は288万7116人に達した。

 国籍別に見ると、ほぼ全ての国籍で対前年比で減少したが、それでも多くの外国人が今も日本で暮らしていると言えるだろう。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で暮らす中国人による動画を配信し、「外国人が日本での生活を好む理由」について説明した。

 この中国人配信者は、日本は米国のような移民国家ではなく、しかも自然災害がとても多い国だとしながらも、多くの外国人が日本で暮らすことを選択しているのは統計からも分かると主張し、日本は「理想の居住地」だと感じる外国人はますます増えていると主張した。

 続けて、外国人が日本にとどまり、日本で暮らしたがる理由は複数あるとし、「日本は医療レベルが非常に高いのに医療費がとても安いこと」、「治安が良いこと」、「きれいな空気と清潔な街」、「日本人のマナーの良さ」、「食品の厳格な安全管理」、「充実した社会福祉制度」などの要素が関係しており、また外国人であってもその恩恵にあずかれるのが大きな魅力だと伝えている。

 また中国社会には自分と他人を様々な点で比較し、張り合う文化が存在しており、これは多くの中国人にとって大きなストレスの源となっているが、日本社会には人は人、自分は自分という、他人と自分を比較しない考え方が浸透しているため、中国人は日本ではストレスを感じずに生活できるそうだ。

 さらに日本で正社員として働くことができれば、少なくとも1万元(約16万円)の月給が支払われると紹介している。これは中国の地方都市における一般的な月給の3倍ほどに相当するが、これも中国人を含む外国人にとって日本で暮らしたがる要素の1つだという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)