「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡し、28日、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで野崎さんの妻だった須藤早貴(さき)容疑者(25)が逮捕された。関係者によると、須藤容疑者は野崎さんの死後、「疑惑」の目を向けられる中で、東京都内で転居を繰り返すような形で生活を続けていたとされる。

 関係者らによると、海外への移住を計画していたという話もあり、最近になって、和歌山県警の捜査員らが都内を訪れるなどしていたという。

 28日は、早朝から捜査員らが東京・品川の自宅マンションを訪れ、須藤容疑者の逮捕に踏み切った。ワゴン車に乗せられた須藤容疑者は、そのまま羽田空港に向かい、空路で和歌山県に移送された。

 須藤容疑者の自宅は、JRの品川駅や大崎駅近くの都心の一等地にある高級タワーマンション。住民の70代男性は「朝のニュースで(須藤容疑者が)逮捕されたのは知ったが、同じ屋根の下で暮らしていたとは思わなかった」と驚いた様子で話した。

産経新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/b7ee9518c0d5ee1998f8e731f7e9b1703e16f4a6
須藤早貴容疑者 2021.4.28
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