まあ、政治家とかみればわかるけどさ
選挙制度のある民主主義国家でありながら旧幕時代も真っ青な
世襲制国家じゃないですか、ジャップ国は。

つまりねえ、ジャップ国は既得権益層である上つ方はもちろん
頭数的には上級国民を圧倒的に凌駕する下の世代に至っても
好きなんじゃないかねえ、前時代的な世襲封建制度。
平民の子は平民に。政官財を代表として上級国民の子は上級国民に。

例えば、今、政官財って言ったけど現代の日本では
貴種が貴種を継ぐにも一応は血統ではないって大義名分はいるわけだ。
政なら選挙、官なら面接試験を含む公務員試験、
財なら経営者にして大株主なパパンの登用や役員選任といった具合にね。
ウェーバーのいう支配の三類型の合法的支配ってやつ。

それがさあ、より全体的に世間を覆ってるってことじゃないの?
「別に上級国民の子どもだから上級国民になるわけじゃありませーん」
「実際に優秀なんだからでーす」みたいなフィクションに仮託するわけさ。
その根拠となるのが上級国民じゃないと得られないおハイソな学歴と、
そういうことなんじゃないかな。

逆に言えば民草が低収入で劣悪な環境にいるのは血統だからじゃない。
努力しなかったからじゃないの? 学歴みなよギャハハハハハハハ、って
そういう上級国民の高笑いが聞こえる自己責任時代にふさわしい
階級分化な時代って、その象徴なような気がするけどねえ。