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新疆の人権状況「深刻な懸念」 日米欧など声明、中国と応酬

 【ベルリン時事】22日にオンラインで開かれた国連人権理事会で、日本や米国、欧州など40カ国超が、中国・新疆ウイグル自治区の人権状況について「深刻な懸念を抱いている」との共同声明を発表した。一方で中国側は、声明を代表して読み上げたカナダの人権侵害を調査すべきだと訴え、批判の応酬となった。

声明は「信頼できる報告によれば、新疆では100万人超が恣意(しい)的に拘束され、ウイグルやその他少数民族を標的にした監視が広がっている」などと指摘。拷問や強制不妊手術、性的暴行、子供を親から引き離すなどの報告もあるとした。

2021年06月23日05時27分
時事通信