「ahamo」「povo」「LINEMO」3大キャリアの新料金プランで、料金請求が来て、わかった違い
文●正田拓也 編集● ASCII
2021年06月27日 12時00分
(略)

同一キャリアでの乗り換えに、料金に差が生じていることも
 今回の新料金プランは、あくまでメインブランドの新プランという“タテマエ”でスタートしたはずだが、実際にはその対応に差があり、一般的なMNPによる乗り換え並の費用がかかるケースも生じている。
 たとえば、同一キャリアで乗り換えた場合の料金の扱いだが、一時的ではあるが数千円の差が発生してしまうのだ。以下は、月の途中で乗り換えた場合の料金の請求の比較となる。実例から、このような結果になっている。
ドコモ→ahamo au→povo SB→LINEMO
変更前プランの請求 無料 日割 満額
新プランの請求 日割 日割 日割
 新たに入る新料金プランにおける日割での料金請求は当然としても、ちょっと驚いたのがソフトバンクからLINEMOへ変更のときの対応だ。“プラン変更”というタテマエなのに、LINEMOに変更した初月が二重払いになっている。その点をソフトバンクの料金問い合わせ窓口に確認したところ、別ブランドへの移行なのでそれまで使っていたプラン側は日割にならず、解約と同じ扱いで満額での請求なのだそうだ。なお、ソフトバンクからY!mobileに乗り換えた場合も同様という。

 たとえば、6月2日にソフトバンクからLINEMOに乗り換えれば、新プランは日割でもほぼ満額に近い請求がされることは理解できるが、変更前プランはたった2日しか使わないのに満額請求となり、二重に払うことになる。特に変更前プランが「メリハリプラン」など高額なプランだとするとかなりの請求額となる。
 しかもソフトバンクの場合、家族割引や固定回線の割引が前月までで終了となってしまうので最終月は想像を超えるほど高くなる可能性も考えられる。
 ちなみに他の2社は、auは変更前プラン、新プランとも日割で、ある意味自然な形。反対の意味で驚いたのはドコモ。なんと移行月は変更前プランが全額割引、つまりahamo以外はタダという計算になるのだ。月末ぎりぎりで乗り換えるとかなりお得になる。

(略)
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例:7/15に変更した場合の7月の請求額

ドコモ(ギガホ 5G)→ahamo : 2980円
au→povo(使い放題MAX 5G) : 4983円
SoftBank(メリハリ無制限)→LINEMO : 10056円