https://news.yahoo.co.jp/articles/3ce7c542205c27ad5cbfdb351cf0d3a877e1cc6e
※略
明治新政府はドイツ医学を模倣し、1886年には日本国内における医薬品の規格基準書である『日本薬局方』を発行しました。
そのなかには「印度大麻草」「印度大麻エキス」「印度大麻チンキ」が収載されています。この時点で、大麻は公的な医薬品だったのです。
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このような紆余曲折を経ましたが、漢方は生き残りました。
西洋医学を学んだ漢方医たちの地道な努力の積み重ねによって、近年では医学教育の一部にも取り入れられています。
その結果、昔ながらの生薬や漢方薬が2006年の『日本薬局方 第15局改正』で正式に収載され、局外扱いであった大麻の種子・麻子仁も収載されることとなりました。
2021年4月現在、新薬承認に必須であるエビデンスが十分とは言えないものの、「古くから使われてきた」という理由で、麻子仁は正規の医薬品に格上げされたのです。
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数年前、ワイドショーで「『医療大麻』などというものはない」と断言したコメンテーターがいましたが、長く漢方薬・民間薬として使用され、『日本薬局方』には
現在も大麻の種子が収載されている事実はもっと知られてほしいと思います。

また、日本の「繊維型」の大麻も、時には薬として利用されていたようです。
『釣りキチ三平』などで知られる漫画家・矢口高雄の自伝的エッセイ漫画『ボクの手塚治虫』には、この民間療法を描いた貴重なシーンが出てきます。
このシーンでは日射病の薬として大麻の葉が用いられていますが、まさしく「沈痛」「麻酔」の効果を発揮しています。
ちなみに、東京都の小平市には、昭和21年設立の東京都薬用植物園という施設があります。その名のとおり、多種多様な植物を収集・栽培しています。
園内には厳重な管理の中、「薬用植物」として大麻も栽培しています。
実際に大麻が生えている様子を見学できますので、機会があればぜひ訪れてみてください。

近年、海外の報道などを通じて「医療大麻」という言葉を聞く機会が増えています。
大麻の医療利用が再び注目を集める背景には、1990年代の「エンド・カンナビノイド・システム」の発見があります。
人間は体内で「内因性カンナビノイド」という成分をつくり出し、神経や免疫バランスを調節しており、この生化学的信号伝達システムを
「エンド・カンナビノイド・システム」と呼びます。内因性カンナビノイドの成分は、大麻に含まれる物質・カンナビノイドと非常に近い成分です。
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このエンド・カンナビノイド・システムの発見以降、大麻の医療利用は一気に進展しました。
1996年のカリフォルニア州では、「コンパッショネート・ユース(未承認薬の人道的使用)」の観点から、住民投票による医療大麻の合法化が行われました。
その後、アメリカ各州だけでなく、イスラエル、オランダ、カナダ、ドイツをはじめ多くの先進国で合法化され、研究や商品開発、法整備などが急速に進んでいます。

■「医療大麻」の合法化が進む理由
大麻の医療利用には、大きく分けて二つの形態があります。一つはいわゆる「医薬品」の形態です。
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もう一つが「薬草」として用いる形態です。主に喫煙によって摂取しますが、こちらの形態を一般的には「医療大麻」と呼びます。
西洋医学の「代替補完医療」という位置づけであり、マリファナの喫煙との線引きが難しいのが特徴と言えます。
日本における「医療」という言葉から想起されるイメージとは異なり、「ウェルネス」「養生」といった言葉の方が適切かもしれません。
西洋医学の観点からは評価が難しい形態ですが、合法化した国や地域での適応疾患リストは、てんかん、神経性難病の鎮痛、偏頭痛、
クローン病、統合失調症、リューマチ、緑内障、拒食症、認知症など多岐にわたり、この適用範囲の広さが、多くの国や地域で合法化が進む理由となっています。
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