北海道足寄町の雌阿寒岳(めあかんだけ)でタイ人の女性が下山途中に動けなくなり、女性に付き添っていた男性とともに、5日夜、警察に救助されました。

 警察に救助されたのは、タイ国籍で東京都在住の30歳の女性と、同じくタイ国籍で千葉県在住の28歳の男性です。
 2人は、5日、十勝の足寄町の雌阿寒岳に、ほかのタイ人の女性2人と入山しましたが、午後3時すぎ、28歳の男性から警察に「4人で登山をしていたが、女性1人が9合目で降りられなくなってしまった。女性は体重が100キロほどあり、無理をして登った結果、降りられなくなった」と通報がありました。
 その後、警察は、午後6時半ごろ2人と合流し、男性は午後7時半ごろ、女性は午後10時ごろに警察の救助隊とともに歩いて下山しました。
 2人にけがはなく、ほかの女性2人も自力で先に下山していて無事でした。
 警察によりますと、4人はタイからの旅行客で、入山当時、雨が降っていましたが雨具は傘のみで、Tシャツにスニーカーという軽装でした。
 雌阿寒岳は、新型コロナウイルスの感染拡大前は、外国人旅行客もよく訪れる山で、登山コースも整備されていて、初心者も登りやすい山として知られていました。


7月6日(火)午前6時50分配信

北海道放送(株)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a1a388b620174286c4e13efad9ddffa8d77dcc1