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選手が「親密」にならないよう? 五輪選手村の段ボールベッド話題

【ロンドン時事】東京五輪・パラリンピックの選手村に用意された段ボール製のベッドフレームが話題となっている。日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、濃厚接触を回避させるため意図的にもろくしたのではないかと臆測を呼んでおり、強度を確認する選手も現れた。

米国の陸上男子ポール・チェリモ選手は17日、自らのツイッターに「東京五輪の選手村のベッドは段ボール製だ。選手同士が親密になるのを避けることを目的にしている」と投稿。これをきっかけに、米紙ニューヨーク・ポストや英紙デーリー・メールなどのメディアで、1人分の体重しか支えられないようにするための「アンチセックスベッド」と伝えられ始めた。

一方、アイルランドの体操男子リース・マクレナガン選手はツイッターにベッドの上で何度も飛び跳ねる動画を投稿。「激しく動くと壊れてしまうというのはうそだ。偽ニュースだ」と語った。国際オリンピック委員会の公式ツイッターはマクレナガン選手の投稿を紹介し「神話を覆してくれてありがとう」と謝意を表明した。

 段ボール製のベッドフレームは大会公式スポンサーのエアウィーヴが提供。古紙として再利用することができ、持続可能性をアピールする狙いがあるという。

2021年07月20日11時49分
時事通信